伝える

今までずっと揉みほぐしの施術を受けてきた方々に、
はじめて愛手の施術をする時
からだの変化を確認してもらいながら進めていきます。

固いところをグイグイすることも
ゴリゴリすることもない愛手の施術を受けると

今までの施術とは全く違う感覚で、内側からゆるんでいきます。

変化を確認してもらうと、
「あれだけで柔らかくなってる!」
「さっきより痛くないです。」
と答えが返ってくることが多くあります。

 

先日、強ければ強いほどいい、
手を抜かずやってくれている、そう思っていた方に
この確認を忘れ黙々と施術を進めてしまったことがありました。

すると、「もっと強く押してもらえますか?」 と。

ちゃんと相手に確認してもらうこと、伝えること
これはとても大切なことだな、と痛感する出来事でした。

 

どうして忘れたかな?振り返ると相手の方の安心のためではなく、

自分のために確認をしていたことに行き当たりました。

 

それからは、今までの価値観にないものに出会っている目の前の人に

伝わるように伝えること、確認することを大切にするようにしました。

すると、施術について関心をもってくださる方が増えて、

表面的なコリのことだけではなく身体のことを少し踏み込んで

相談してくださることが多くなりました。

 

大袈裟ではなく、それまでの施術への価値観、

身体への価値観を変える大切な機会を

お預かりしているんだ、そう思うようになりました。