見守る

クライアントさんと接する時、その姿から学ばせてもらうこともあります。

クライアントさんと接していて、最近、とても変化を感じたのは、小さな子供の成長でした。
ほんの数ヶ月前まで、できできできない、と、泣いていたのに、数ヶ月後には、それがまるで嘘のように、自然とできるようになっていたのです。

その時は、驚きでした。自分の意識を振り返ってみると、子供に限らずクライアントさんと接する時は、できたらよいな、という、ゆるやかな期待は持っていて、過度に、こうして欲しいとか、こうあって欲しい、とは期待せずに接していますが、それは、いつかできるようになったらよい、という気持ちで、相手を許している、とも言えると思いました。

その小さなクライアントさんの、親御さんもおそらく、厳しくできるようにさせた、というわけでもなく、できる努力はするけれども、基本的には、そのうちできるようになったらよいな、という期待で接していたのでは、とも思います。もちろん、相手まかせの放置ではなく、いいきかせや、練習などは行っていただいたとも思います。

結果として、成長を見守る、というリードの仕方はよいものだったのだろう、とも思いました。

この接し方は、そこだけではなく、他の人やものこに対する、接し方、リードとしても役立つのでは、とも考えています。

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