コントロール

感情のコントロールをする。これは、成長し進んでいく為の私自身の課題として取り組んでいることです。

ある時、仕事でかなり年配のクライアントさんと関わる機会がありました。治療内容として複雑な工程が終わった直後のことです。

かなり上手くいった、良い方に向かっているかな、と思って接していたある日、クライアントさんは、疲れてイライラしていたのか、突然、「もういい!もうやめる!」と突然、大声で騒ぎ始めました。

普段は、とっさの反応で、自分自身がイラついたり、怒ったり、そんな反応をしてしまいがちですが、その時は、目の前のクライアントさんがよりよい方向に向かう為に、という意識を強く持っていたせいか、全く動じるこたなく、つかれましたか?今日は嫌なのですね。と、冷静に聞き返していました。

クライアントは、病気の方なので、怒るような事もないと思っていた、いう事もありますが、大声を聞いて、クライアントさんのご家族や、周りの同僚は騒ぎを収めようと、雰囲気がザワっと変わりました。

でも、私自身は、今日はこれで大丈夫。相手が疲れてこんな風に怒鳴る表現なのだな、と、後から考えても本当に冷静だな、と思えるような、状態でいました。


今、本当に行うべき事を行った、という事を意識の中においておける時、感情反応にひっばられる事はない。

これができれば、と考えていた事が、とっさの出来事で自然とできていた、というのは驚きでもあり、面白い事でもありました。出来たという体験を分析して、さらに今後に役立てる事もできるのだな、と感じます。

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