眼差し

最近、とても眼が綺麗だと思う人に会う機会がありました。テレビや映画ならばともかく、現実に、そのように感じる事はほぼないだろうと思っていたので、少し驚きました。

社会的な地位や名声、立場は、表面的には人を強くしますが、心の内面が現れる、眼の光は、表面でなんとかしようとしても、そう簡単にできるものではありません。

昔から、心の内面が現れるのが、眼、とも言われており、修練を積んだものであれは、眼の眼光だけで相手をコントロールすることもできます。

言葉を交わしたのは、ほんの数分ですが、眼が綺麗だと感じた方は、話し方や口調から、理知的な感じがしました。社会的にも、人を束ねる立場にある、という事にも察しがつきます。強い責任感のようなものも感じました。


眼差しは、心の内面、考え方、信念、その人の雰囲気、オーラ、人に与える印象、それら全てが含まれています。それらを読み解いて、追求していくと、武術の達人や偉人達の心の持ち方や考え方など、やはり、内面の探索になるとも思います。

また、人の心持ちとは面白いもので、可愛らしい動物と接する時や、小さな赤ちゃんなどと接する時、普段、気難しいと言われる人であっても、優しい表情や眼差しになっています。

それだけを特化して磨く、というのは難しいですが、内側からの心と向き合い、子供や赤ちゃんと接するように、ゆるやかな気持ちで物事に接することができるようになった時、結果として、人に与える印象も変わっくるのでしょう。

それもまた、人を束ねて、導く、リーダーの気質でもあると思います。

自分自身、それができる時は、やはり人とぶつかったり、争ったりせずに、目的を達成できますが、油断していると、何かにがつんとぶつかり、その拍子に弾いたり、拒絶のように、我力で動かそうとしてしまう事があります。その時は、呼吸と、リラックスを思いします。精進、精進です。


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