コントロールと研究

最近、マインドフルネスの書籍、瞑想など、ストレスを上手くコントロールする方法として、たくさんの本や情報がでています。

先日、面白い研究の結果を聞きました。研究でおすすめしている瞑想に、幸福の瞑想というものがあり、私達でいうと、自分や人の幸せを祈る、という事に相当します。それを行うと、科学的にも、自分の人生の幸福度を感じやすくなった、という事がわかっているそうです。
調査では、お坊さんの脳の状態が、幸福を祈った人と、同じような状態になっていた、という事もわかったそうです。

それは、最もストレスを感じづらく、人生に幸福度を感じやすい、よい状態、という事として、提示されていたのですが、なるほど、と思いました。

お寺といえば、子供の頃、夏休みに一週間、お寺で合宿する、というイベントに行った事があります。そこでは、朝起きると身支度を整えて、まずは、掃除から行い、朝食を食べて、朝のおつとめ(ご本尊の仏様の前でお経をあげる)、と、お寺のお坊さん達と一週間生活を共にしていく、というものでした。声をあげてお経を読む、というのは、気持ちの部分はもちろん、呼吸のコントロール、メンタルのコントロールにもなっていたのでは、と思います。

説明では、余分なネガティブな考えなどをなくして、今、ここにいる、という意識を強く感じる事により、幸福度を感じるとの事ですが、その生活スタイルを思い出すと、余分な事を考える暇はもちろんなく、体も動かし、メンタルも動かす、よい状態が作られていたのでは、と思いました。

そして、私達が今現在、学び、武道を稽古で練磨している事は、科学的にも最高によい、という事がすでに証明されているという事にもなります(^^)

忙しくめぐる今の現在、自分自身がそれを行い、練磨し続けていければ、たくさんの人のお役に立てる、喜ばれる事を提供することはできるのだな、と感じました。そのように行っていきたい、と思っています。

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