音にきく

踊りを教わっていた頃、
はじめは足を置く位置を一生懸命覚えていました。
12時から9時、9時から6時。9時に戻って12時…。
時計に例えて45度、90度、一気に180度などなど、最初は何度も繰り返し練習。
反復練習でも充分そこに足を運べるようになるのですが、頭で12時6時…と刻んでいるうちはギクシャクと足も固くてあまり綺麗な踏みにはなりませんでした。


どうやったらもっと上手くなれるだろう?

アドバイスや閃いたことを元に練習方法を変えました。

足場の悪い砂浜で練習、真っ暗ななか目に頼らず踊れるように練習(笑)、いろいろ試してみました。


はじめた頃は砂浜や真っ暗ななかで踊ると、バランスを崩しまくり。
今まであんなに練習したのに…。


ガラガラガラガラ~

積んできたものが一挙に崩れ去る音が聞こえました。

バランスを崩して1曲も踊りきれないとは~!Σ( ̄□ ̄;)


その後もこの練習を続けていくと、足の力みが抜けて、何かに支えてもらっているような感覚がわずかに出てきました。そうすると足を置く位置を意識しなくてもぴたっと12時、9時、6時と刻めるようになっていき、逆にそこに足を置かないと、なんだか気持ち悪いとさえ感じるようになっていきました。


最近、この時の積んできたものがガラガラと一挙に崩壊していく音と同じ音を自分のなかに感じることがありました。


これは、

今までのやり方を全部捨てて

いく時ですよ~、の音です。


さて、どうするか?

どうなるか?

は、「これからどうなりたいか?」

にかかっています。


そこを忘れずに必要なことを

沢山のサポートと閃きを受け取って、

それを行い続けるときっとまた進んでいかれます。


明るい未来を感じながら、

楽しく自分を導いていきます。